はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
「記憶に残っているあの日」ということですが、小学校3年生くらいのときに、日曜日に世界中で起こったミステリーみたいなのを取り上げる番組がありまして、宇宙人やら、未確認飛行物体やらを毎週特集していて、怖いもの見たさに、毎週楽しみにしていました。
その日も布団に転がってみていたのですが、その日の特集は地球温暖化による世界滅亡でした。その当時の僕は、それにすごくびびってしまって、寝られませんでした。そのころは、死ぬなんて考えたことなかったから、涙が止まらなくなりました。
とりあえず、眠れない僕がやったことは、指でいままで”出会った人の名前"と”ありがとうございました”という言葉を布団に書いていきました。今考えると、行動が謎です。書いている間にも涙がとまりませんでした。いつの間にか寝てしまって、朝おねしょをしてしまいました。だれにもいえず、濡れたパンツでがっこうにいき、何事もなかったかのように1日おわりました。
もし、あの日に帰れるなら、2021年7月15日まだおまえは生きてるよとつたえてあげたいです。
